NULL値の遊蕩

Debauchery and Dissipation on NULL.

No.94

行為

ただそもそも、🦁はそういう欲求を表出する事に抵抗があるタイプだと思っていて。彼は『硬派な男の子だから』ですが、🪓もあまりあからさまに性的な欲求を表出するのは自分のプライドが許さないタイプだと。

それは大人だからというのもありつつ、処刑人だからも理由にありつつ、

年齢差も踏まえて年嵩の自分があまりにもというのはちょっとと思っているだろうと。
何を要求するにせよそれは求めがあるまでは控えなければという自制があるだろう、という想定があるからです でも愛おしさを表現するのは別に構うまい、みたいな判断。


レオナルドはそういう正体不明の愛をどう捉えればいいのかわからない。
とりあえず知っている形として近しい年上の男性であったおじいさんやドク・ロジャースとの関係性を当てはめる。ので結果的に家族の情のような捉え方になる。


ストレートかどうかは分からないが、魔族系の敵(=露出の高い女性の身体)にも「さむくねーのか。」と答える(カーンは同じ状況では「目のやり場に困るな」と述べているのでセクシーな女性とみなされる類な事には間違いない)レオナルドは、かといって男性の裸身に何かを思うことも作中には無い。ため、作中ではかなりAセクシャル的な反応しか見せていない。

これらを踏まえると、他者に性的な欲求を抱くこと自体がかなり少ない、もしくは無意識的に避けているのではないかと思われる。


ルーグ村のネエイベント然り、リサとの結末然り、『結婚』の存在は知っているし覚悟のいるものだとか責任を取るだとかの観念はある。が、そこに関係するパートナー間の性行為や子作りなどへは意識的に言及を避けていると思われる。行為なく子供が出来るとまでは考えていないだろうと考えられるのは、もしそうならもっとあからさまに出産の話題に触れていてもおかしくない。理解した上で言明しない方を選んでいる(タブー視している)と考えるのが自然だ。
出生の秘密、を踏まえればそれは自身の出生の経緯についても触れざるを得なくなるために避けていると考えられる。

排泄欲求としては性欲は(健康な男性なので)おそらくあるだろうが、それを他者との行為で発散するという事からは意識を遠ざけていると思われる。
だから大人ではない。

大人になれていないならそのままであろうが、大人になるのに時間を要したとすればその後じわじわと忌避感や無意識的な敬遠が和らぐ可能性はあり。
それが🪓のうっかりや失敗などで、「同性間であれば出産に関係しない」(病気などはありうるが)事を理由に何某かの欲求が喚起される、

かも………

という展望を抱いている。私が。


だからといってホイホイと行為をしてもいいと思うタイプの人間では両者ともなく、それが大変に滋味深いところである。

とはいえ、個人的には、一度知ればタガが外れるということもあろうとも思っており。
そういう創作も考えてはいる。



レオナルドの方が攻め比率が上がったというのは、少し複雑な経緯を辿る。

まずそういう感覚の人間は確かに自身が自身を他人に挿入する事を避けて相手の欲求にそれがあるならそれを可能な範囲で満たしてあげられるならそれを望む、のような受け身の態度になると思われる。
もっとはっきり言えば、男性として挿入する行為よりは献身の意図で腹を括って尻を差し出す可能性がありそう、という事である。とは言えかなり抵抗はあるだろう。
おそらくは相当な長考の末、親愛の情を抱く相手の願いは叶えたいが、恐れから「それはできない」と答えるのではないか。(🪓もはっきりとどのような過程を経て、慎重に、などを詳しく説明しないであろうからだ)


無論、🪓の方にも葛藤がある。
体格差の前提から言って、自身の自身をより小柄な方に受け入れさせようというのは、無理がある。"女側"として見ているわけではないからである。

まず、その為の器官ではないこと。
第二に、拡張すると簡単には戻らないこと。
第三に、重要な器官に傷を負わせたり怪我をさせる可能性があること。
第四に、🦁はヘテロ(と思われている)であり、諸々に関し知識が少ない(と思われている)こと。

これらを踏まえると、🪓は行為を欲求として抱いたとしても自身が挿入する事を提案する可能性はかなり低い。

間違っても処刑棒で処刑するなどというような下品な発言もしないであろう(そういうものを見たわけではないが、単純にちょっと思いついたので)。

自罰的な性格をしていると見え、そのためにもし提案するとしても「自然界では、雌の方が個体として大きいという種も多く存在する。」などのような事例をもって自身が受け止めることを言う方が可能性は高い。

レオナルドに欲求が薄く、欲求がもう少しある側と見えるバルマンテがそういう選択をするかも…という前提から、攻め比が2🪓:3🦁という結論に至ったわけである。


これは整理していずれNOTESに移動する。

ぼやき

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