NULL値の遊蕩

Debauchery and Dissipation on NULL.

No.15

レオナルドが「いい加減大人にならなきゃな」と言うのは


過去(『出生の秘密』
レオのおじいさんがかつてユラニウスに仕えていたこと、
マクシミアスにウルピナ母の死後すぐに神官の後妻が出来ていること、
神官と言っているがかつて古代において神殿に仕える巫女が名目上は神聖な行為として春をひさぐ行為も請け負っていた歴史がある(聖娼や歩き巫女の存在)こと、
同じヤクサルト出身で母がそこにいるネヴァーンがフォモーワ・グウィネズと面会した時に「無かったことに」と慌てて断られていること、
ヤクサルトはいわば僻地の観光名所であり、巡礼の為という訪問の言い訳が用意できる場所かつトゥワイのような興行を主とする行楽地・ロウスイのような湖畔の側の宿場町を擁するそこは大抵『愛人との相引きに使われる場所』であること、

レオナルドと同じオレンジがかった金髪で登場しているのはマクシミアスしかおらず、マクシミアスの実子であるウルピナ、アントニウスは正妻であり母であるクラウディア・イラクリオスから継いだであろうノルミの薄い金髪であること、

ウルピナとレオナルドのcvに内田姉弟があてられていること、

それらを総合するとおそらくレオナルドは
ユラニウスの高貴な人間()によって巡礼地に居た神官…か宿場町の女が望まぬ妊娠をすることになり、
その処遇を任された元ユラニウス家臣が出奔し、ユラニウスに知られぬようにヤクサルトで育てた、と思われる

また、ドクは村の医者だがケイ州の井戸イベントで『そっくりさん』として登場し、レオは「どうしてドクがこんなところにいるんだ?煙を出したら怪しまれるぞ」の旨を述べておりドクだと看破している。このため闇医者の類でもあると思われ、おそらくレオを取り上げることになったのも頼るあてのない元家臣と弱い立場の女が助産を頼める者は他にいなかったのであろうと想像がつくたたむ


という不遇に拗ねてツッパるのをやめることとか、

やけっぱちの鉄砲玉のように飛び出してしまう(危険を省みず突っ込んでいく=セルフネグレクトの態度)のをやめて慎重に行動するようにすることとか、
将来なんて知らないというようにそこいらを遊びふらつくような、その日暮らしでおじいさんのすねかじりに甘えて過ごすのではなく家業である農民の生活を継いで堅実に暮らしていくこととか、



多分それらを総合して「大人にならなきゃ」と言っているのだろう。



緋の欠片を手放す事がなぜ大人になる事と繋がっているのか。

生まれる時に握っていたものを手放さずにいるのがなぜ子供の証なのか。

緋の欠片一つずつ沈める時に最後まで自分の緋の欠片を持っているとなぜファイアブリンガーが最弱になるのか。なぜすべてまとめて沈めると最強の難易度になるのか。

それは己の出生にまつわる不遇にこだわっていることが弱さであり、子供であることだからだ。超えるべき試練の難度がそれに対応している。

緋の欠片なんて世界には山ほど転がっているんだと、自分の不遇とよすがの象徴を兼ねているそれすらもこの世の中に数多あるうちの一つに過ぎないんだと思い切ることが出来れば、邪神が真の姿であらわれる。
真の力で試すに値すると認めるということでもあるのだろう。

NOTES

戻る

フリースペース: