NULL値の遊蕩

Debauchery and Dissipation on NULL.

No.146

漫画家のくる店

昔から『漫画家は喫茶店でコーヒー一杯でずっと粘ってネームを切っている』などと言うが。
このあたりはクリエイターが昔から多く住んでいるようで、行く店行く店に色んな作家の足跡がある。
世田谷だと芸能人か小説家、このあたりは漫画家である。
ここから神田、出版編集へのアクセスもいいからだろうか。サブカルの集まるところだからだろうか。

続き

インフルに罹ったので、連日在宅にさせてもらっている。始業の時間は遅めなので、通勤がなければ朝は余裕がある。

ここ数日は在宅が続いてあまりにも歩かなさすぎ、気が滅入ってきてしまったようである。なので少し早く起きて散歩などという殊勝な試みを。
と言っても、冬場は5分10分あるくとふとももの脂肪が刺激に反応してかゆくなってくる。くやしい。ぱんぱんと太ももをはたいてごまかしながら歩く。

1800歩くらいぐるっと遠回りして近くのカフェへ。
こんな時間からあいているのか、と思ったが元々閉まるのが早い店だ。他店と時間帯をずらして差別化を図っているのか、それともここがペット連れ込み可のためペット散歩客を見込んでいるのか。

日替わりのモーニングはベーグルサンドだった。バルサミコ酢で味付けしてある肉のサンドとブルーベリージャム&クリームチーズのサンド。
向かいの客が連れているフレンチブルドッグを眺めながらむさぼる。
大変かわいい。

年末のイベントに向けて流石に何か描こうとネタ出しをする。昨晩は頭の中でどうしたものやらと悩んでいたが、とりあえずなんとなくでメモを書いていると多少はなんとかなりそうだった。

そうこうしているとおじさんが来店。「ああ、いつもの。チャイで」いつもの、が通じるほど店主とは仲のいい常連らしい。

いろいろな世間話を漏れ聞く。

続いて今度はとても大きな白い犬を連れた大きなおじさんご来店。犬はサモエド系統ではないすごく大きい。狼とか、山犬か?サンが連れていそうだ。

すごく大きい。

鼻先からしっぽまで、体長を測ったらきっと私より大きいだろうというくらいのビッグサイズわんちゃん。

おとなしい性格だが少し甘えん坊なところもある、という様子。
つれているおじさんの背も高く、ちょっとクマみがある。体格がいい。格闘家っぽい。先にきたおじさんとも、店主とも仲良しなようだ。

話を漏れ聞いていると、どうやら漫画家さんらしかった。私でも知っているような有名なタイトル。

この店の色々なメニューとコラボもしていて、漫画にこの店も出てくるという、常連さんなようだ。

はぇ〜。(弱い感想)

会計をして出るついでに、わんちゃんに触らせてもらった。ふかふかすべすべ。

店を出る時におじさんたちと店主に「行ってらっしゃい」と声をかけられる。こそばゆい。


また今度こよう。なんとなく雨の日に居心地のいい店なのだ。

たたむ

ぼやき

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